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Margarete Steiff
Jurgen&MarianneCieslik BUTTON IN EAR |
1965年、第二の拠点をグリースキルヒェン(オーストリアの上部にある)に創設しました。ヨーロッパの市場に、より迅速に対応するためでした。200人以上の人が新しい工場に雇われました。
1970年代はソフトトイ(軟らかい感触のぬいぐるみ)が台頭してきている一方で、シュタイフ社は原点回帰としてハードなタイプのぬいぐるみに力を入れました。そのため業績不振に陥ってしまいました。
社会的にも子供の数の減少から、おもちゃ業界全体としても苦しい状態になっていました。利益を上げることはとても難しく、また安いアジア製のおもちゃの影響で売上も伸びなくなりました。そしてシュタイフ社もついに方針を切り替え、安いタイプのおもちゃの製作に乗り出しました。しかしその試みは失敗に終わりました。今までシュタイフ社の味方になってくれていたバイヤーたちからも賛同を得られず、シュタイフ社は難局に直面しました。
1980年代初め、シュタイフ社は再び質の高い商品を作るという方針に転換しました。そのため顧客たちからの信用を取り戻し、徐々に業績も上向き始めました。そしてアメリカでの予期せぬテディベアブームが後押しをして、シュタイフ社の名声は再び高いものとなりました。シュタイフのベアはコレクターアイテムとなり、高値で取引されるようになりました。そして資料館に大切に保存されていた型紙をもとに、レプリカが製作されるようになりました。レプリカは飛ぶように売れ、業績は一気に上昇しました。
レプリカはアンティーク(オリジナル)の代用であるため、アンティークの価値が非常に高くなりました。そのためロンドンやニューヨークのオークションで、20世紀初頭のテディベアが高値で売買されるようになりました。
シュタイフ社は創業110年以上の歴史ある会社となりました。約5世代にもわたって、多くの世界中の人々に愛され続けています。シュタイフ社の成功の秘訣は、会社の働く人々を大切にする心と、高い品質を保ち続ける技術力です。それは”ボタン・イン・イヤー”のトレードマークが証明してくれています。1902年のカタログに掲載されたマーガレットシュタイフの言葉「子供たちに最高のものを」これが今日のシュタイフ社を作り上げたのです。
(完)

Margarete Steiff
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※最終回となりました。
長い間、ご愛読いただきありがとうございました。 |

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